
約半年ぶりの更新…
この数日間、いわき市周辺へ救援物資を届ける民間支援団体の後方支援を行う為に、近所の薬局などを回り現地で足りていない物資を集めたり、マスメディアでこの地域の窮状を取り上げてもらう為の投稿などを行ったりしていた…
お陰ですっかり貧乏だ…(笑)
いわき市は福島第一原発の半径30キロ圏内にあり、一部で屋内退避の勧告がだされているが、放射線濃度は人体に影響のないレベルが保たれている地域である…
しかし放射線被曝への過剰な恐れから誰も行きたがらず、水・食糧・燃料などの物資が他の被災地域に比べても極端に行き渡らない状況に陥ってしまっていたのだ…
行政に対し義援金などを送っても支援に斑が生じてしまい、本当に困っている地域に物資が届かないというのは広域災害においては在りがちなことのようだ…
特に今回のように災害規模が行政の支援能力をはるかに大きく超えてしまい、警察や自衛隊を総動員しても対処が間に合わず、情報なども極端に不足している場合などは無理もないことである…
どうにかならないものかと苦肉の策としてとったのが、上記の策である…
マスメディアにいわき市の窮状を取り上げて貰い訴えることで行政を動かし、同時に民間支援団体を後方支援することで、より多くの物資が円滑に現地に届くようにするというものである…
なぜこのような活動を行っていたかといえば、一通のメールを貰ったのがきっかけである…
これは知人宛に届いたメールである…
以下
「助けて下さい。
私は福島県いわき市に住むものです。今回の地震、津波、原発の恐怖にさらされていま
す。私達よりも更に過酷な状況にある人達は数えきれないほどいます。私は病院で理学
療法士 (リハビリ) として勤務していますが、こんな中でも給水などの支援をしながら
患者さんのフォローにあたっています。まわりには家族や友人を亡くされた方や家がな
くなってしまった方など、様々な被害にあわれている方がたくさんいます。
しかし、原発の恐怖のために私達には食料、水、ガソリンなどが補給されていないので
す。いわき市は各地で断水してますし、スーパーも食料不足で並んでも買えない状況。
ガソリンはほとんどなく、勤務することすら困難な状態になっています。放射能の影響
はレントゲンより安心できる数値ですが、間違った情報や判断で助かる命も危うい状況
にもなりつつあります。
どなたでもいいので、助けて下さい。」
「福島県いわき市は各地で断水しており、病院なども毎日何度も給水をしないとトイレ
も水道も間に合いません。食料も不足しています。薬や経管栄養なども入ってこないた
め在庫でなんとか対応しています。慢性期の患者さんは薬が必要です。しかし、薬が届
きません。私たち職員もガソリンがなく、日中は業務をこなしたり、サポートにまわる
ために少ない食料や給水、ガソリンの補充などは困難な状態です。私の病院だけでなく
、老健などの施設は医療機関としての扱いではないため、更に厳しいと思われます。ガ
ソリンはタンクローリーなど運転手が退避してしまい、石油コンビナートも撤退したら
しく、補充は今後の予定はないようです!放射能は私たちも怖いですが、私たちが動か
なければまわりの患者さんたちが...
私の同級生は更に過酷な宮城で被災地のサポートにまわっています。
福島県浜通りから北の病院や施設は更に過酷な状況だと聞いております。
なんとか日本全体で被災地を救って頂きたいです!」
以上である…
策が功を奏したのか、祈りが効いたのかは定かではないが、この地域への支援の強化が昨日中に指示されたようである…
今回の災害は被災地域の広さ・被害の大きさからいって自然災害としては歴史上例をみないものである…
地震・津波による被害に原発事故が追い打ちをかけ、事態をより重大ものにしている…
死者は2万人を超えるとみられており、復興までには10年以上はかかるとの視方もある…
影響は被災地のみならず、長期的に日本全体を蝕むことだろう…
これはまさに戦後最大の国難である…
国民の一人一人が復興の為に立ち上がらなければならない…
今は被災地において何も行うことはできないが、一人一人の後方支援は可能である…
今後は時間が経つにつれ、行政支援に加え民間支援が重要な意味を持ってくるだろう…(これは阪神大震災からの教訓である)
また、被災地以外での経済活動を円滑に行うといううえで、状況を見守りつつも普段どおりの生活を心がけるというのも実際は重要なことである…
節電はさておき過度に節約して家に閉じこもるよりも、東北の酒でも飲みつつ、酒代を千円義援金に回すということのほうが実際はより大きく復興に貢献できるのである…
何もできないわけではない…
実際は今できることはある…
大切なのは行動を起こすことだ…
今、都市部では買占めが問題になっているが、私はこの人達を一概には批判しない…
なぜならその殆どが生存の危機という恐怖に駆られての、生物としてはごく自然な行動であるように見受けられるからだ…
皆怖いのだ… 誰だってあの震れを体感し、あの映像をみれば怖くて当り前だろう…
しかしながら個人レベルではごく自然だと思われるこの行動は、全体で見れば品不足を招き、本当に必要な人のところに商品が行き渡らないという大きな問題を作り出す…
人間にとって正確な判断の為には意志の力が必要なのだ…
私は買占めを行っている多くの方は、何の悪意もなくそれを行っているということを知っている…
しかしこの現状に勇気を持って、意志の力をもって普段使わない程買い込んでしまった商品を、行政や民間支援団体に寄付しては頂けないだろうか…
今は勇気をもって、全体の利益を考え行動することが大切な時なのだ…
今こそ立ち上がろう、そして何かしらの行動を起こそう…
今、この国は皆さんの一人一人の行動の力を必要としているのだ…